新築戸建てのカビ相談
2026/10/07
新築なのに収納の隅にカビがある、入居後に壁紙のシミが戻る、除湿しても同じ場所が濡れる。そんなときは、「新しい家だからカビは出ない」「高気密だから必ずカビが出る」のどちらにも決めつけず、発生した場所と水分の経過を確認しましょう。掃除や内装工事を先に進める前に、施工会社や建物の管理者へ状況を共有することが大切です。
この記事は、新築戸建てでカビや湿気が気になったときに、住まいの記録を整理し、必要な調査へつなぐためのガイドです。写真や建物の名称だけで、施工不良、費用負担、健康への影響を判定するものではありません。確認済みの状態と、まだ分からないことを分けて相談します。

1. 発見した時点の状態を残す
最初の記録
カビらしい点、におい、濡れを見つけたら、発見した日と場所をメモし、写真を撮ります。部屋全体と窓、壁、収納の関係が分かる写真と、気になる箇所の接写を分けましょう。シミの大きさを比較する場合も、壁を傷める印を付ける必要はありません。同じ位置から日付付きで撮影すると、変化を説明しやすくなります。
引き渡し日、入居日、工事や点検の履歴、いつから部屋を使い始めたかを整理します。入居前からの変化なのか、家具を置いた後か、冷房を使い始めた後かなど、分かる範囲で構いません。以前の写真があれば残し、推測を発見時の事実として記録しないようにします。
大きく壁紙を剥がす、棚を撤去する、薬剤を全面にかけるといった作業は、原因確認と調整する必要があります。危険な状態を放置するという意味ではありませんが、必要な安全対応と、調査前の記録を分けて進めます。電気設備の近くが濡れている場合は、周辺で作業せず安全確認を依頼してください。
2. 温湿度と生活の使い方を整理
住まいの記録
温度と湿度は、同じ部屋で時間帯を変えて記録します。湿度計をどこに置いたかも書いておくと、別の日の測定と比べやすくなります。直射日光やエアコンの吹出口のすぐ近くなど、極端な条件だけで部屋の状態を説明しないようにしましょう。設置方法は測定器の説明に従います。
記録には、窓の開閉、換気設備の運転、冷房・除湿の設定、室内干し、入浴や調理の時間帯を添えます。生活の仕方を責めるための記録ではなく、建物と設備がどの条件で使われているかを把握するためです。普段と違う使い方をした日は、その違いも分かるように残します。
高気密・高断熱という性能の名称だけで原因を断定することはできません。換気、温度、局所的な表面の冷え、水分の侵入など、確認する項目を施工会社や設備担当者に相談しましょう。部屋の中央の数値と、壁際や収納内の状態は異なることがあるため、濡れやシミの場所も合わせて伝えます。
3. 換気設備の説明と点検を受ける
設備確認
引き渡し時の説明書と設備の型番を確認し、どの機器がどの部屋を担当するかを施工会社へ尋ねます。常時運転の設備を、においが気になるからという理由だけで止めたり、給気口を塞いだりしないようにします。運転音があることだけで、必要な換気ができているとも判断できません。
利用者ができる手入れは、説明書に記載された範囲に限ります。フィルターの清掃方法や交換、家具が給気口を塞いでいないかなどを確認しましょう。手の届かない位置や電気部分を扱う作業は無理に行わず、点検を依頼します。分からない設定を試す前に、現状の設定を写真で残しておくことも役立ちます。
点検を受ける場合は、確認した内容と、結果をどう記録するかを相談します。風量、機器の動作、通気経路など、担当者が何を確認したかが分かる説明を受けましょう。換気設備だけの点検で終えるか、建物の水分も調べるかは、困っている症状に合わせて検討します。
4. 濡れ・漏水・材料の状態は別に確認
建物側の確認
雨の後にシミが広がる、配管周辺が濡れる、床が膨れる、壁紙が浮く場合は、室内の除湿だけで対処する問題と決めないでください。雨の日時、水回りの使用、変化した位置を施工会社へ伝えます。漏水が疑われるときは、修理とカビ除去の担当が誰か、どの順序で確認するかを決めましょう。
工事中や引き渡し前の水分、材料の状態が気になる場合も、実際の記録や測定を確認します。「新築だから材料が必ず湿っている」と一般化せず、どの部材、どの時点の状態を調べる必要があるかを担当者に相談します。表面が乾いたことと、内部まで確認したことは区別してください。
内部の調査で開口や材料の取外しが必要な場合は、作業範囲、養生、配線や配管、復旧の方法を事前に確認します。居住者が勝手に大きく剥がしたり、床下へ入ったりする必要はありません。確認できた範囲と未確認の範囲を記録し、見えない部分を推測で「異常なし」と扱わないようにします。
5. 保証・契約の窓口と作業の担当を整理
相談の役割分担
新築の不具合や保証の相談は、契約書、保証書、引き渡し資料に記載された窓口へ連絡します。この場でカビの写真だけから保証の対象かどうかや、施工会社の責任を断定することはできません。対象の確認に必要な資料、調査の手順、費用の扱いを担当窓口へ尋ねてください。
第三者の調査やカビ除去を依頼したい場合も、先に関係者へ共有し、どこまで作業してよいかを確認します。現地調査、菌検査、含水状態の確認、内装復旧は異なる項目なので、何を目的に依頼するかを明確にしましょう。検査を追加すれば、原因や責任がすべて分かるというものではありません。
連絡では、事実、困っていること、希望する確認を分けます。例えば「北側収納の奥に点がある。清掃後も同じ位置に戻る。壁と収納の水分の原因を確認したい」と伝える方法です。相手の説明と次の対応を記録し、複数の業者が入る場合は、調査や工事が重ならないよう日程を整理します。
6. 清掃・材料交換・原因対応をつなぐ
作業後に確認
清掃の提案を受けたら、素材に使用できる薬剤、養生、換気、作業中の立ち入りについて説明を受けます。小さな子どもやペット、体調への不安がある場合は、作業前に伝えましょう。清掃をすれば健康上の問題がなくなる、すべての素材を傷めずに対応できるといった保証とは分けて考えます。
材料交換や漏水修理が必要な場合は、清掃だけの完了と混同しません。どの箇所を誰が担当し、どの状態を確認してから内装を復旧するかを整理します。見積もりには、調査費、清掃費、交換・復旧費、報告書、追加対応の条件が分かるよう記載を依頼しましょう。
作業後の写真は、発見時の写真と比べられる位置から撮ります。雨の後、冷房の使用時、収納し直した後にどう変化したかを見ます。毎回壁を開けて確認する必要はありません。どんな変化があれば再相談するか、担当窓口と決めておくことで、住みながらの確認を続けやすくなります。
施工会社へ伝える相談書と点検後の整理
相談書の順序
相談書は、事実、困りごと、希望する確認を分けると伝わりやすくなります。例えば、収納の奥に点がある、雨の後に壁が濡れる、家具を置いてからにおいが気になるという状態を記載します。次に、その部屋をどう使っているか、これまでどんな手入れをしたかを書きます。最初から施工不良などの結論を書く必要はありません。現地で何を見てもらいたいかを示し、写真、引き渡し資料、設備の情報を添えて相談しましょう。
写真は、同じ場所を比較できるように保管します。発見時、清掃前、担当者の点検時、作業後を分け、どの時点の写真かを明記します。点検のために全部の家具を動かす必要があるかは、施工会社へ確認してください。重い家具を無理に移動して床を傷めたり、転倒させたりすることを避けます。材料を剥がす前に、どこまで調べるか、誰が作業し、どう復旧するかを聞き、居住者が調査の準備として解体を進めないようにします。
点検の回答では、確認した場所、確認方法、分かったこと、まだ分からないことを分けて説明してもらいます。部屋全体の湿度を測っただけなのか、気になる壁や材料も確認したのかでは、結果の意味が変わります。今の濡れと過去の着色をどう判断したかも聞きましょう。専門用語が分からない場合は、生活上どの部分をどう見ればよいかを具体的に説明してもらい、今後の使い方や手入れへつなげることが大切です。
修理や改修が提案された場合は、原因への対応、内装の復旧、設備調整、清掃を分けて確認します。材料の交換を行うなら、交換範囲と、下地をどう扱うかを記録します。保証や費用の扱いは契約の窓口へ確認し、口頭の説明だけで全項目が同じ条件だと考えないようにします。作業開始後に追加の問題が見つかったとき、誰へ連絡し、どの段階で追加費用を確認するかも、事前に決めておくと調整しやすくなります。
住みながらの作業では、家具の移動、利用できない部屋、薬剤や換気、作業時間、子どもやペットの過ごし方を相談します。清掃の担当者と修理の担当者が異なる場合は、同じ日の作業が干渉しないかも確認します。作業後の使用再開は、材料や薬剤の条件に合わせて説明を受けてください。新築であることを理由にどの材料でも同じ処置でよいと考えず、現場に合わせた条件を確認してから生活を戻します。
点検後のメモには、担当窓口、回答日、次の予定、観察する変化を残します。雨の後に同じシミが増えた、設備を調整しても濡れが戻ったなど、対応後の情報を同じ相談書へ追記しましょう。完了した修理と未確認の場所を分け、すべてを一つの「解決済み」にまとめないことが役立ちます。無理な自己調査を続けるより、変化した日時と写真を窓口へ伝え、必要な再点検の範囲を相談します。
7. よくある質問と新築住宅のカビ相談
確認と相談
新築のカビは施工不良と断定できますか?
写真や築年数だけで断定はできません。発生時期、材料、濡れ、設備、施工記録などを確認する必要があります。保証や費用は契約の窓口へ確認してください。
除湿機を買えば施工会社への相談は不要ですか?
漏水や材料の傷みがある場合は、設備を買うだけで済ませないでください。困っている状態を報告し、何を調べるかを相談します。
壁紙をすぐ張り替えてよいですか?
原因確認と作業範囲を先に相談します。交換前の記録と、下地や水分の確認をどう残すかが重要です。
新築戸建ての収納、壁、床に繰り返すカビや湿気がある場合は、カビバスターズ沖縄へご相談ください。施工会社との確認状況、写真、市町村、発見時期をお知らせいただければ、カビ調査・除去として検討する内容をご案内します。保証判断や医療判断とは分けて対応します。離島の訪問日程、出張費、報告書の費用は事前に確認してください。
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参考:EPAの家庭の湿気・カビ対策。個別の設計・設備は施工会社とメーカーの資料を確認してください。
沖縄のカビ除去・調査のご相談
カビバスターズ沖縄(沖縄・稼大エンジニアリング株式会社)
沖縄県国頭郡金武町字伊芸1996-13
電話:080-3977-9591
受付時間:10:00〜18:00(土・日休み)
カビの写真、市町村名、建物の種類、発生場所・広さ、再発や漏水の有無をお知らせください。対応方法や現地確認の必要性を相談できます。費用は作業範囲・検査・報告書・出張条件などを確認してご案内します。
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